情報セキュリティ方針
基本理念
一般財団法人日本医師会医療情報管理機構(以下、当機構)は、医療/福祉に関するサービスにおいて必要不可欠となっているコンピュータを活用した電子的処理や、社内における情報共有にとどまらず、サービス利用者への情報提供や国及び地方公共団体との間の情報交換等を利活用するためのネットワーク化について、積極的に促進を図っています。しかしながら、このような情報通信技術による利便性の向上を追求する一 方で、情報システムが複雑化し、情報の漏洩及び改竄、なりすまし、不正侵入や不正なプログラム等の脅威に対する情報セキュリティの確保は、今日の重要な課題となっています。医療/福祉に関するサービスの提供者にとって、その取り扱う個人情報の安全管理の確保は、サービスを成立させるための最も基本的な任務であり、同時に根源的かつ普遍的な価値観であると認識しており、よって、当機構の事業の中で取り扱う、お客様の貴重な情報をはじめとする情報資産は、当機構の経営基盤として極めて重要なものです。
当機構は、漏洩、き損、滅失等のリスクからこれら情報資産を保護することの重要性を認識し、役員、従業員以下、すべての従業者を挙げて本方針を遵守し、情報資産の機密性、完全性、可用性といった情報セキュリティを維持するための活動を実践いたします。
基本方針
- 情報資産を保護するために、情報セキュリティポリシーを策定し、これに従って業務を行うとともに、情報セキュリティに関連する法令、規制その他の規範、及び、お客様との契約事項を遵守いたします。
- 情報資産に対して存在する漏洩、き損、滅失等のリスクを分析、評価するための基準を明確にし、体系的なリスクアセスメント方法を確立するとともに、定期的にリスクアセスメントを実施いたします。 また、その結果に基づき、必要かつ適切なセキュリティ対策を実施いたします。
- 担当役員を中心とした情報セキュリティ体制を確立するとともに、情報セキュリティに関する権限および責任を明確にいたします。また、すべての従業者が、情報セキュリティの重要性を認識し、情報資産の適切な取り扱いを確実にするために、定期的に教育、訓練および啓発を行います。
- 情報セキュリティポリシーの遵守状況及び情報資産の取扱いについて、定期的に点検及び監査を行い、発見された不備や改善項目については、速やかに是正処置を講じます。
- 情報セキュリティ上のイベントやインシデントの発生に対する適切な処置を講じるとともに、万一それらが発生した場合に際して、あらかじめ、被害を最小限に留めるための対応手順を確立し、有事の際には、速やかに対応するとともに、適切な是正処置を講じます。また、特に、業務中断に関わるようなインシデントについては、その管理の枠組みを確立し、定期的に対応、復旧試験及び見直しを行うことにより、当機構の事業継続を確実にいたします。
- 基本理念を実現するための目標を定めた情報セキュリティマネジメントシステムを確立し、これを実行するとともに、継続的に見直し、改善を行います。
2019年7月1日 制定
2021年2月19日 改訂
一般財団法人日本医師会医療情報管理機構
代表理事 茂松 茂人
安全管理指針について
安全管理指針
一般財団法人日本医師会医療情報管理機構 (以下、「当機構」という。) は、当機構の事業の用に供するすべての医療情報等及び匿名加工医療情報(以下、「認定事業医療情報等」)を適切に取扱うため、当機構全役職員が遵守すべき行動基準として安全管理指針(PDF)を定め、その遵守の徹底を図ることとします。